りんとレモン

思ったことをつらつらと

進むべき道、目指すべき場所

 

 

「絶対デビューしようね」

 

少し目を潤ませながら真っ直ぐな瞳でそういう松倉くんを、私は今でも時々、思い出します。

 

 

 

 

 

 

年末年始「寅年だから、2022年だから、デビューしたい、デビューしよう、デビューできる」と、本人達からも、トラジャ担からも沢山聞いたし、ジャニフェスに出たのがジャニーズJrの中でトラジャだけだったのもあって「カウコンでデビュー発表あるかな、!?」とわくわくしたのも束の間。期待するだけ期待して、後ろで飛び跳ねるトラジャを追いかけていたらカウコンは呆気なく終わってしまいました。

 

 

最近、Travis Japanのデビューは無理なんじゃないかと思うことが増えました。

なにわ男子がデビューしてからというもの、テレビをつければなにわ男子、友達の口からもなにわ男子。WEST担(関西担)でもある以上、なにわ男子のデビューが嬉しいことなのは間違いなかったのに、やっぱり素直に喜ぶことは難しくて。

「ああ、もしトラジャがデビューしていたら今頃トラジャはバラエティに引っ張りだこだったかな?街中でトラジャの音楽が当たり前に流れる世界があったのかな?」よくそう考えていました。

でも、どれだけ考えても、私はそんなトラジャの姿が想像できなかった。

 

他G担がトラジャに言う「トーク力の無さ」や「ダンスしかできない」という言葉が私は本当に嫌いです。

でも、もしかしたらこれも事実なのかもしれない、自分がトラジャを好きだから、贔屓目で見ていただけなのかもしれない、最近のトラジャを見ていてそう思うようにもなりました。

 

でも、だからトラジャが嫌いになったなんてことを言いたいわけじゃないんです。

だって今まで私が見てきたトラジャは、真面目で、一生懸命で、いつだって上を目指してたし、確実にお仕事も増やしてきた、努力をしていない時間なんか少しもなかった、そんなトラジャだったから今まで夢中になったしデビューしてほしくて追いかけてこれたんです。

 

現時点でトラジャはジャニーズJrチャンネル、+81dance studio、虎者、ツアー、BSフジの特番、インスタ、個人でのドラマや映画などデビュー組と同等な忙しさな気がします。

デビュー組と違うところといえば、CDが出ているか出ていないかと、知名度

本人達がデビューしたいと言う限り、私たちトラジャ担はデビューできるように応援することしかできません。

でも、私はトラジャに無理してまでデビューしてほしくないと思っています。

 

 

今のトラジャが凄く好きです。

力強くて感情が見える7人のダンスが、平和で温かい空気が流れる7人の雰囲気が、いろんな媒体を通して元気と勇気をくれる7人の姿が、本当に大好きです。

みんなが目指すところは「世界」なんだよね?

デビューしたからといって、世界に行けるわけでもないと思うし、デビューしなくても世界を目指す方法はいくらでもあると思っています。

事実みんなは私が見てきた短い時間でも、確実に世界に近づいてると感じます。ジャニーズJrでも近づいているんです、みんなが目指す「世界」の舞台に。

 

これは私の考えですが、最近トラジャ担はデビューして欲しいという願いを本人達に押し付けすぎてしまっている気がします。

「これでデビューしてないなんてありえない」「今年こそはデビューするよね」「はやくデビューしてほしい」

本人達が「デビューしたい!」と言う限りはそう言っても大丈夫だと思う反面、この言葉達が彼らにとってプレッシャーになっている気もしてしまう。

 

デビューしなきゃライブができないわけじゃない、デビューしなきゃテレビに出れないわけじゃない、デビューしないデメリットはあるかもしれないけど、メリットが全くないわけじゃない。

デビューしなくても、トラジャが新しいジャニーズの在り方を作っていってくれるような気もしています。もしかしたらそれが、「世界」に進むカギになるかもしれない、とまで思う。

だから私はそこまでデビューにこだわる必要はないんじゃないかと、思います。

 

 

 

 

「絶対デビューしようね」

 

冒頭でも書いた通り、

少し目を潤ませながら真っ直ぐな瞳でそういう松倉くんを、私は今でも時々、思い出します。

 

気づけばあれから、1年半が経ってしまいました。

あの時の松倉くんの言葉は本心だと今でもそう信じているし、絶対に叶えてあげたいとももちろん思っています。

でも、私は松倉くんが楽しく活動できるのなら、違う道を選んでも応援し続けるよ。

それが「デビュー」じゃなくても、ね。